浴衣のアイロンがけについて
前回、浴衣の洗い方について書いたのですが、その後に「アイロンがけは表から?裏から?」って聞かれました。
そうですよね。「アイロンかけてください」だけじゃわからないですよね〜。
いちばんいいのは「裏からかける」のがいいんだと思うんですけれども、浴衣をいちいち裏返しにするのが面倒なのと綺麗にかけにくいので、オダハラは表からかけています。
温度は中温ぐらいで、当て布はします。
今日のブログは急に思いついて書いているので、別の記事に使おうと思っていた写真なのですが…
ググってみると、浴衣は毛布を広げてその上でアイロンがけするといいみたいですね。
オダハラはごくごく普通のアイロン台でかけています。
でも、大きめのアイロン台のほうがかけやすいだろうなとは思います。
↑普通のアイロン台、普通のアイロン、後は普通の霧吹きと、必要ならばアイロン用スプレーのりって感じです。
当て布は、私は何度も洗って色が出なくなった、使い古しの手ぬぐいを使っています。
当て布なので、ハンカチでもなんでもいいと思います。
手ぬぐいだと、手ぬぐいを霧吹きで濡らしてそれを当てながらアイロンをかけるとシワが取れやすいので、それで愛用しています。
浴衣を洗濯した時にあまりギュウギュウに脱水せずに綺麗に干したら、アイロンがけはほぼしなくてもいいんじゃないかなと思います。
あと、生地にポコポコと『しぼ』のあるものもアイロンしないほうがいいです。
浴衣って結構デカイので、全部かけると大変ですので、できるだけアイロンがけをしない方向にもっていきたいですよね(^^;;
特に、普通のアイロン台だとかけるのが大変です。
なので、私は帯で隠れそうな所とか、下前とかはあんまりアイロンがけしませんね…。
さて、浴衣にアイロンがけする時のちょっとしたコツですが、もう少しで乾くけどまだ湿ってるって感じの時にドライでアイロンかけるといいんじゃないかなと思います。
また、完全に乾いてからアイロンを当てる場合は、先にちょっと書きましたが、当て布に霧吹きを軽く吹きかけ、当て布を全体的に軽く湿らせて(あんまりべちゃべちゃにしないで、触ってみてチョット湿っているかな??と思うぐらいの感じで)、湿らせた当て布を浴衣の上に乗せてドライでアイロンがけするといい感じでシワが取れてかつやりやすいです。
(スチームアイロンでアイロンがけする人もいると思うのですが…ウチのアイロンはスチームが壊れているのでできませんのでよくわかりません…)
ちなみに、普通のアイロン台でかける場合は、少しずつ場所をずらしながらかけることになりますが、アイロンを当てた所はしばらく熱が取れるまで台の上でしばらく待って、冷めてから場合をずらして次をかけるようにしてください。
熱を持ったままだと、せっかくかけた所がまたくしゃくしゃになってしまうことがあります。
あとは、着物や浴衣の縫い目には、『きせ』というのがかかっています。
浴衣の生地と生地を縫い合わせた所って、表から見て『縫い目』が見えないようになってますよね?縫い目の上に片側の生地が乗って、縫い目が見えないようになっています。これが『きせ』です。
このきせが取れないようにアイロンがけしてくださいね。
(たぶん、普通に上からアイロンかけたら大丈夫だと思います)
後は普通のアイロンがけと一緒でいいと思いますよ。
慣れたらどうってことない作業です。
皆さん頑張ってください。